第11回目 「合わない職場・人間関係がラクになる信頼関係の築き方」

朝起きたら…職場へ行くのが憂鬱だ…。」
「一緒に組んでいる先生と合わない…。」
「園の方針に納得できない…。」
「仕事の意味が分からなくなってきた…。」
「子どもと楽しく保育がしたいだけなのに…。」


~そんなふうに感じている方はいませんか?

じつは…私も初めの頃は
「子どもの生活にかかわる仕事が出来る」
というイメージとは裏腹に、
先輩の機嫌を伺わなくては仕事が前に進まない、ストレス。

「言わなくても、察するのが当たり前。」
「分からないことがあるなら、自分で聞きに来るべき。」

~という暗黙の了解に戸惑い、身も心も重くなり・・・。
 

「これはどうしたらいいんですか?」
と教えを請うと、機嫌次第で

「こんなことも分からないの?」
「何でも聞けばいいと思ってるんじゃないわよ」
「ちょっとは自分で考えたら?!」


~と罵声を浴びることもしばしばあり。

「私って…いったい何なんだろう?」
「給料泥棒なんだろうか…。」
「ダメな人間なんだろうか…。」

 

~いや、それにしたって!!

そんな葛藤の中で過ごしており、
毎日、帰りに同期とケーキを買って帰ることだけを
生きる励みにしていた時代がありました。

そんな中、ふっと風向きが変わるきっかけがありました。


「そのこと」があってから、
恐ろしかった先輩の…愛らしい面が私に向けられるようになったのです

「そのこと」とは…本当にちょっとしたこと。

ですが、心理学の視点から見ると
「信頼関係を築く:ペーシング」だったのです。

一気に仕事が出来るようにはなりませんでしたが
少しずつ先輩との信頼関係が築けるようになってから、
仕事の質が変わりました。

 

先輩がこだわる理由や背景が分かることで 自分の身の置き所が分かるようになり、
「私のペースで仕事をすればいいのだ」 ということが分かったのです。

これは先輩との関係だけではなく、
合わないと感じている園の方針・同僚との関係・親御さんとの関係…
さまざまな中にも、いえることかもしれません。


ほんのちょっとのきっかけで、大きく景色が変わってくる。
そういうことが、実際にあるのです。

8月の保育士さんのコミュニケーション講座「Shaberi-BA☆」では
合わない園・職場の人間関係がラクになる、
信頼関係の築き方
をご紹介します。

難しいお話はしません。

 

するのは、私たちの漫才形式の体験談と、
楽しみながら信頼関係を築く方法を身につけるゲームです。

 

 

講座を終えたら…明日から、あなたらしく。
胸を張って職場へ向かえるようになることでしょう。

■ 日にち : 2010年 8月22日(日)
■ 時 間 : 9:00 開場 
         9:15~開始

■ 場 所 : 東京ウィメンズプラザ
 http://www.tokyo-womens-plaza.metro.tokyo.jp/contents/map.html
■ 料 金 : 2000円
■ 定 員 : 15名


★終了後、「野菜畑」にてランチおしゃべり会があります。(ランチ実費のみ)
日ごろの悩み、「みんなはどうしてる?」ということ、
わいわい食べながらお話しましょう~。

当日の様子は、こちらです。

<スケジュール>
1.あいさつ
2.ゲーム 名前を覚えよう
3.参加者自己紹介
4.ペアで話をしよう
5.休憩
6.「人はそれぞれ違う」を体験
7.相手と分かりあうために
  ・講師の例
  ・信頼関係を創る第一歩とは
8.ミラーリングゲーム
9 振りかえり・まとめ

  


デリケートな話題ということで当日のキャンセルも相次ぐ中、
(変えたいと思っていても、人は変化を前にすると現状維持本能が働き
 心や体に葛藤が起こることがあります)

「人が一番好きな言葉は何か知っていますか?」

 


~それは、“ありがとう”でもなく、自分の名前だそうです。
ということでお互いの名前を呼び合うゲームから、アイスブレイクをスタート。

・新人さんが相談をするが、ダメ出しばかりの先輩
・新人の相談に親身に乗ってくれる先輩


~という二つのパターンのデモから
相手が話しやすい状態を考えてもらい、

それを踏まえて、お互いの抱えている状況を
話してもらう時間を取りました。

・園や先生との価値観の違い
・仕事面での意志疎通が図れない
・ダメ出しが多すぎる

 
~などなど、お互いの抱えている悩みを共有すると
参加者同士のテンションはうなぎ上りに上がり、
 (聞いてもらうだけでも、
  感情を再体験して癒していくというプロセスに当たります)
休み時間はみなさん、おやつを食べるのも忘れて
大いに共感し合う時間に。

その後は
「人は、似ているところを見つけると近い感じがするが、
まったく同じ人間はいない。
そして、それぞれが違うからこそ、出来ることや可能性が広がるのだ」


…ということをゲームをを通じて感じてもらった後、
ペーシングと、人との信頼関係を作るための
無意識の仕組みを紙芝居形式でご紹介していきました。

見入る人あり、メモを取る人あり。
場面ごとに「ああ!」と思い当たるところがある人もちらほら。

「相手を理解しようとすること、
 近づくことがすることが大事なのは分かった。
 でも、具体的にはどうしたらいいの?」


~そんな表情が浮かんだところで、ゲームを通じて
“お互いの個性に合わせる⇒一緒に創ってゆく”
~を体験していただきました。

ふだんはフォロワータイプの方・
リードするのが得意な方の違いが明確になるとともに
一緒に創っていくことの難しさを体験した人、あり。


これまでのワークを通じて信頼関係が芽生えていた人同士
楽しみながら可能性の広がりを受け入れる人、あり。

実際の保育の現場では、こんなふうにちがう人たちが
様々な価値観を持って仕事をしている中で
子ども・親・同僚が「子どもの成長」という軸を共有しながらも
手探りで毎日を進めているため、

お互いの足並みをそろえる“ペーシング”は
「言葉」「姿勢」「表情」「動き」「場」などの場面においても
とても重要であり、有効なアプローチです。

頭で感じたことと、それを実際にできるようになるのには
埋めるだけの日々のの積み重ねが必要ですが、
まずは呼吸を合わせることから…。

自分自身のために、そして子どものために
ぜひ新たな一歩を踏み出していっていただきたいと思いました。


<参加者の感想>
・自分を客観視したり、 相手の気持ちに少し乗っかってみる
 勇気を出してみようかなと前向きな気持ちになれた。
 それでも合わなかったら仕方ない。人間だもの(笑)
 今まで以上にポジティブシンキングな自分になるのが(いい意味で)こわい。
       (20代 S.C 女性)

 

・とても勉強になったし、少し気持ちが楽になりました。
 状況も環境も様々な人たちだけど、こんな悩みの人もいる、と思いました。
 相手を知ることが出来ないと信頼関係はできないので、
 「この人はこう」とイメージを一回なくし、一人の人として関わること、
 ペーシングすること、を思いながら
 少しずつ今の状況を変えていきたいと思いました。
        (20代  R.T  女性)
 
・「私はカメレオンだ」と思うようにする。
 でも、自分の大事にしていることを忘れそうでこわい。
 どうしても「相手のやり方がまちがっている」と思ってしまい、
 そまりたくないと思ってしまう。
        (20代 平田美香子 女性)

・園での人間関係だけでなく、今後の人間関係を構築していく上でも
 ペーシングは実践していきたいと思います。
 …でもやっぱりむずかしそうです。
 明日から少しずつ“ペーシングぐせ”をつけていきたいと思います。
 みさってぃ・ゆーちゃんの実体験話がいつも
 ためになるなぁ~と思って聞いています。
 今後もたくさん実例を取り入れて講座をしていただけたらうれしいです。
         (20代 Y.U 女性)

 

・人間関係での悩みがあり、ベテランの先生の思いを聞いてみたい、
 人見知りを直すために
 沢山の人と話したいという理由から参加しました。
 遅刻したせいではじめからの参加はできませんでしたが、
 かなり大満足でした。
 みさってぃサンの出す明るい雰囲気でみなサンもつられて
 楽しい雰囲気になっていたので。
 自分の悩みを言うことでスッキリしました。
 盗むべきところが沢山あった講座でした(笑)


終了後はおしゃべりランチ会へ。

「理想の園とは?」
「嫌いな人は、好きにならなくてはダメなのか?」
「感情の処理の仕方は?」
「保育の仕事の醍醐味」


~などなど、熱い語りで
あっという間の一時間半が過ぎていました。

ワークの内容でお互いの本音を語り合うことが多く、
参加者同士でもその後 園というふだんの枠を超えて
家の近い人同士で連絡を取り合っているという方もいらっしゃり。


私たちが講座を始めた当初に実現したかったことが、
まさに、形になって立ち現われてきていることに
感激もひとしおなのでした。

今回のテーマは、あまり人には相談できないけれども
悩んでいる人がひそかに多いテーマだなぁと
あらためて感じました。

保育の仕事と一言でいっても、いろいろありますが
自分たちも覚えのある状況なので、ぜひ
きっかけになる何かを見つけていただけれればと思います。

蔭ながら応援しております。


今後も定期的にさまざまな切り口から講座を開催していきます。
ぜひみなさんの周りのの保育士さんにも
お知らせいただけるとうれしいです。